コルダが叫ぶ。その切羽詰った声に雫は思い切り振り向いた。
(…目つきが変った…!)
雫は素早く銃を構えて自分に向って来る何かを撃ち抜いた。
その物体は銃により押し戻されて後ろに舞い上がった。
「なんだ?!」
雫がその物体を確かめる。それは太い紐のように思えた。
その根元を辿っていくと…
「どういうつもり?コルダ」
翡翠が睨みつけた。
そこには鞭を手にしたコルダが立っていた。
「思った通りなの」
「何?」
二人の疑問の眼差しにコルダは答える。
「雫は実戦じゃないと力が発揮できないタイプなの」
「というと?」
「普段の殺気のない、危機感のないものにはさっきみたいに全然駄目駄目なの。だけど、危機になったときその素晴らしい戦闘スタイルが発揮されるってわけ。つまり本能って事。なの」
「簡単に言えば、条件反射みたいなものね」
「そういう事なの」
「え~…」
(…目つきが変った…!)
雫は素早く銃を構えて自分に向って来る何かを撃ち抜いた。
その物体は銃により押し戻されて後ろに舞い上がった。
「なんだ?!」
雫がその物体を確かめる。それは太い紐のように思えた。
その根元を辿っていくと…
「どういうつもり?コルダ」
翡翠が睨みつけた。
そこには鞭を手にしたコルダが立っていた。
「思った通りなの」
「何?」
二人の疑問の眼差しにコルダは答える。
「雫は実戦じゃないと力が発揮できないタイプなの」
「というと?」
「普段の殺気のない、危機感のないものにはさっきみたいに全然駄目駄目なの。だけど、危機になったときその素晴らしい戦闘スタイルが発揮されるってわけ。つまり本能って事。なの」
「簡単に言えば、条件反射みたいなものね」
「そういう事なの」
「え~…」


