コルダの説明は単純でわかりやすかった。
そして、さっそく雫の練習が始まった。
とりあえず、青からスタート。
「じゃ、慣らす程度に撃ってみなさい」
「りょーかい」
パァン!と銃声がする。雫は顔を顰めた。
「ねぇ、サイレンサー付けないの?」
「馬鹿ね、音に慣れなきゃ実戦の時どうするの」
派手な音は耳に痛い。
「でも、反動はそんなに感じてないみたいだね」
「まぁ、毎日そういうのに耐えるように生きてたからね」
ほのぼのとコルダと話していると、スパルタよろしくの翡翠が声を上げる。
「何しているの?!さっきの弾も当たってないのよ?!」
「はーい…」
雫はまた銃を撃ち始めた。


