17歳の不良と6歳の殺し屋


コルダの説明は単純でわかりやすかった。
そして、さっそく雫の練習が始まった。
とりあえず、青からスタート。

「じゃ、慣らす程度に撃ってみなさい」
「りょーかい」

パァン!と銃声がする。雫は顔を顰めた。

「ねぇ、サイレンサー付けないの?」

「馬鹿ね、音に慣れなきゃ実戦の時どうするの」

派手な音は耳に痛い。

「でも、反動はそんなに感じてないみたいだね」

「まぁ、毎日そういうのに耐えるように生きてたからね」

ほのぼのとコルダと話していると、スパルタよろしくの翡翠が声を上げる。

「何しているの?!さっきの弾も当たってないのよ?!」

「はーい…」


雫はまた銃を撃ち始めた。