17歳の不良と6歳の殺し屋

「因みに、目玉焼きは英語で何て言うか知ってる?」

「え、え~っと…」

(目玉…なんだから目…)

「アイ……」

「サニーサイドアップ。」


言いかけた途端にすぐ被さるように台詞が返って来た。

「ついでに、両面焼きはターンオーバーよ」

「うう……」


雫は自分が情けなくなるのと同時にやっぱりコイツは6歳なんかじゃない!と淡い確信を抱いたのだった。