「で、いくら払う?」 コルダの一言にガチャッという音が響いた。 「鉛でいいかしら?」 「そ、ソーリー…なの」 翡翠は銃口をピッタリとコルダの額に合わせていた。 「私から金を取ろうとするなんて100万年早いわ」 「で、でも、こっちだって商売なの。新しい銃器とかはしっかり払ってなの!!」 「銃にはそれなりのモノを払うわ。それをタダでもらうのは私の美学に反するもの」 (どんな美学だよ…) 雫が目を細めて思っていると、コルダも同じ顔をしていたので多分同じことを思っているのだろう。