「ユタは…ヒィのこと、好き?」 ぼんやりと開けた目でユタは微笑む。 「すきだよ。哀歌さんのともだちだもん」 「よかった」 あたしはまた顔をユタの中にうずめる。 魔女から救われたヒィ。 王子様と再会したお姫様。 なんだか本当の物語みたい。 その物語を壊すかのようにわめき声が聞こえた。 ヒィが夜泣きを始めたのだ。