なぜかマンションの出入り口の前で言い争いが始まる。
「そんなんじゃ良い宝物なんて見つからないよ。」
「良い宝物って?ヒィは良い宝物ってどんなものだか知ってるの?」
本心をぶつけるとヒィは黙り込んでしまった。
そんなヒィがとても愛らしくあたしはゆっくりとヒィの頭を撫でる。
だけど、それをヒィは間違って捉えたらしく、思いっきりあたしの手を払い、怒鳴った。
「いいよ!!ヒィ一人で見つけ出すもん!!アイカちゃんの手なんて借りない!!」
そう言って、彼は飛び出して言ってしまった。
「ヒィ…?」
あたしは呆気に取られて固まってしまった。



