ガラクタ姫


ヒィは先に食べ終わり、ピーナッツバターを指ですくってペロッとなめた。

「甘っ」

「いいじゃん」

「太るよ」

「大きなお世話」

体重計のないこの家だが、あたしは一向に太る気配を持たない。

そう自己暗示しているだけなのかもしれないけど。

「食べ終わったら散歩しよう」

「ダイエット?」

「違うよ」

あたしは勿体ぶったようにフフッと鼻を鳴らす。