「えーっと、じゃあことしをふりかえりまして」 ユタがそんな言っている間に次の年になってしまった。 「ユタぁ、年越したよぉ」 「えーっと」 年を越したのにも気づかず悩んでいる。 「もー、ユタぁ」 「らいねんになっても哀歌さんのことダイスキですよ」 バーカ、テンポが可笑しいんだよ。 「ってもぅ、らいねんじゃん!!」 「今頃気づいてやんのぉ~」