ガラクタ姫


冷蔵庫からピーナッツバターを取り出し、テーブルへと持っていくと、もうヒィはトーストにかじりついていた。

それで気がついた。

さっきのはあたしがねぼけて聞いた質問の返答なんだ。

「ガラクタ姫?」

あたしはナイフでピーナッツバターをトーストに薄くつけながら聞いた。

ヒィはピーナッツバターを食べるため甘さ控えめにしておいた紅茶が入ったマグカップを片手で持ってもぐもぐした口に紅茶を含む。

ごきゅごきゅと可愛らしい喉を鳴らしてから彼は「うん」と声に出してうなずいた。

「ガラクタに囲まれているガラクタ姫」

「なんだか可愛くない」

あたしはパンくずを周りに付けた口を尖らす。