ペタペタペタペタ。 あたしはタイルの上で足をばたつかせる。 タイルにすいつく足があたしの足じゃない滑稽な物体に見えて面白い。 「アイカちゃん、気持ち悪いよ」 「ふぇ?」 「顔が笑っている」 頭が泡だらけのヒィに指摘されて、ようやく自分の顔がニヤついていたのが分かった。 今までお風呂は一人で入っていたので気付かなかった。 いや、お風呂以外でもあたしはいつの間にか笑っていたのかもしれない。 あたしは感情を隠していられないのだ。