触れたい。 物足りない。 「足りなすぎるよ、バカバカバカ」 発散されないストレスを抱え、ベッドの中でもがく。 あたしは物が置いてある棚の先頭で壊れかかっている置時計を見た。 寂しさのストレスで一回床に向かって思いっきり落としたユタから今年のクリスマスプレ ゼントは今でもギリギリ生き残り、自分の役目を果たそうとしている。 秒針と分針が一番上で仲良く交わろうとしている。 最低だ。 時なんて壊れてしまえ。