ユタがいればいい。 ユタがいればお水も食べ物もいらない。 ユタがあたしのことをずっと愛してくれれば。 ガシャンガシャンとゴミ袋を揺らしながら階段の一段一段を下りる。 でも、ひとつ不安な事がある。 ユタはあたしのこと飽きてないかな? 不変な日常。 その中にあたしたちは居て、安心だけど無駄な不安を生みだしてしまう。 いらない、不安なんていらない。 どれだけあたしを苦しませるんだ。