ガラクタ姫


「一人でも声かけてくれたっていいじゃないか~」

「声かけてもユタが気づかなかったんじゃないの?」

「あ、そっか。さすが塀にのぼる変人女子高生。視野が広いですね。」

「こいつぅ~!」

なんて笑う。

“変人”ってけなしあっているのに、今じゃそれが繋がって、赤い糸になっているのかもしれない。

「でも、プレートのことを教えてくれたのが哀歌さんで良かったよ」

「ふぇ?」

彼はゆっくりと頭を撫でてくれる。

あたしは顔を赤く染める。