俺様彼氏とお嬢様

それから30分――



「着いた!!」

「海!?」

「綺麗だろ?」

「うんっ♪綺麗…。」



すごーい!!



「しぃ…こっちおいで?」

「え、うん。」



何かドキドキする。



「山本栞さん。」

「へっ!?」



な、何?



「俺と…結婚してください。」



うそ…。



「ちょっ。何泣いてんだよ。」

「う、嬉しくて…っ。」

「返事は?」

「うん…あたしを…涼のお嫁さんに
 してください。」

「あい。」



嬉しすぎる…。



「手貸して?」

「はい…。」



ゆび…わ。