「なぁ、小鹿ちゃん。今夜空いてる?空いてたらさ、今夜は俺と・・・ 一生忘れないような夜を過ごさないか??」 ・・・・・・。 今の言葉を聞いて、さっきまで唸っていたアズアズの声も聞こえなくなった。 しばらく沈黙が続いて堪えられなくなった私は、私をしっかりと後ろから抱きしめている“その人”の顔を拝んでやろうと顔を上げた。 私が顔を上げると、それに気がついた“その人”と目が合った。