二人っきりとなった部屋


部屋の静寂を破ったのは來人の声だった。


「優珠華、俺さ、優珠華のこと好きなんだ。だから俺と付き合って欲しい。」


來斗は顔を真っ赤にしながら言っていた。


「き、急にそんなこと言われても…。」


「そ、そうだよね。ごめん、急にそんなこと言って…。でも俺、いつでも待ってるから。だから少しずつでもいい。俺の事見て欲しい。」

「う、うん…。」