女のあたしですら、二人にこんな事をされて頷けないわけない。 だって、可愛いんだもん。 「でもね、今何処にいるか分からないんだ」 「何?もしかして芽々、迷子中なの?」 恭花ちゃん、ひどいよ。 あたし、もうそんな年じゃないし。 「ううん、違うよ。別行動してるんだよ」 「はぁ?別行動!?」 「ちょ、真実ちゃん!声が大きい!!」 周りの人の視線を存分に浴びてしまったあたし達。 もぉ。 恥ずかしすぎ。