そして、優希の前にはコーヒー。 もちろん、ブラック。 優雅にお辞儀をし、爽やかに微笑みを浮かべながら退席する橘さん。 当然、沈黙。 じっと見られている視線を感じるが…。 何?なに?ナニ? 全て謎何ですけど! 「あ、の……」 「飲みなよ」 「あ、はい。」 これを飲んだら、この状況が変わるんだろうか…。 取り敢えず、言われた通りに一口飲む。 うん、普通においしい。