そのまま倒れるように布団に潜るとはたり。


隣には優希。

風邪は移らないだろうか?


倒した身体を無理矢理動かすと、静かに布団から抜け出しクローゼットにしまってあったブランケットを持って寝室を出た。


薬箱から滅多にお目にかからない風邪薬を取り出すと口に流し込む。


あとは寝てれば朝までには治るまでとはいかないものの、マシにはなるだろう。


リビングは避けて、優希が普段使わない和室で寝る事にした。