花は時に牙で噛む【停滞中】



「あの、よかったら私達も仲間に入れてもらえませんか?」



きゃぴきゃぴな声のする方に目を向ければ、優希を取り囲む3人の美女。


また優希、囲まれた。

これで一体なん回目なんだろう…。



「何あれ…下心みえみえじゃん」


「…!!ちょっと麻里子、聞こえちゃうよ!!


「何言ってんの芽々!!聞こえるように言ってんのよ」



えぇー!!何それ…
何かこっちが恥ずかしいよ、それ。


でも確かに…
ずっと優希が囲まれてるのを見てるのは楽しくない。

せっかく一緒に来たのに。


それに美女達がくり出すナチュラルなボディタッチ。


面白くない。