花は時に牙で噛む【停滞中】



「あっ、戻ってきたよ」


郁美ちゃんの声に、先を見るとなに食わぬ顔でこちらに戻って来た優希。


あぁ、逆にさっきの男の人達が心配だ…。



「優希、大丈夫…だった?」

いろんな意味で。


「……あぁ」


妙な間が気になる。
優希もちょっとやり過ぎたと思ってるに違いない。

御愁傷様です。
さっきの人たち。



「優希さん、すみません迷惑かけちゃって…」


"ほら、あんたも言いなさい"と、郁美ちゃんの後にあたしにも言わせようと、脇を突っついてきた。