「俺ら2人で来たんだけど、一緒に遊ばない?」 「結構です」 2人を見もせず、すっぱり断る麻里子も強者です。 「じゃあ、飯 一緒に食べない?俺らだけじゃ寂しいし」 「他当たって下さい」 麻里子はそう言うと、優希さんの所に戻ろうってぷかぷか浮くだけのあたし達の背中を押した。 戻ったのはいいけど、諦めが悪い2人は今だ付いてきては、何かを話しかけてくる。 優希に関しては、まだお姉様たちが粘っている様子。 「ねぇ、君、名前は?アドレス教えてよ」 はっ!? いきなりガッシリとあたしの腕を掴む男。