「ねぇ!ちゃんとついて行くから離してよっあなた力強過ぎ」



「うふっそうかしらぁ♪ごめんなさーい」



ひょっとしてバカにされてるのあたし?



豪の彼女だから気に入らないのかな…



「乗って」



「えっ?!ちょっと…わっ」



ぼうっとしている間に、車に押し込まれていた。



この人って乱暴だなぁ…



彼女に対して色々と疑問はあったが、今のあたしにそんな余裕はない。



車に乗せられた事で、あたしは少し焦っていた。



「ちょっと…痛いじゃ…な…い…って…えっ?!」



押し込まれた先には…ふんぞり返って座る男が一人。



あの彼女は助手席に座ったようだった。