「その余裕どこまでもつか見ものだぜ…」
そう言った男が、いきなり豪に殴りかかっていく。
すっと交わした豪。
「あららぁ、大人しくヤられちゃってよ…避けちゃダメだよー?」
沢田は豪に向かってそう言うと、あたしに視線を向ける。
「…わかった…好きにしろ」
男達に囲まれた豪は、構えていた両腕を下ろすとそう言った。
「おい…やれっ」
男達に命令を出した沢田は、近くにあった椅子に腰掛けると、豪に目をやった。
「早くやれよ…」
憮然と構える豪に圧倒され、男達は手を出せずにいた。
「おい、お前たち何やってんだー!早くやれっ!」
沢田の怒鳴り声が響き渡る。
「…くそっ…いくぞ…おらぁ」
―ガツッ…―
男に殴られた豪は、ぐいっと口の端を拭い口角を上げた。
「ふっ…そんなんじゃ俺には効かねーぜ?…マジで向かってこいやぁ」



