「美弦ちゃん今日は居るんだ?」
愁先輩は自分の家のようにリビングに入ってきた。
「何だ知り合いかぁ…」
なぜかがっかりしている紘一さんに愁先輩は呆れながら言う。
「だから改めて紹介する必要ないって言ったじゃないですか、紘一さん」
呆気にとられていた私は独り会話に取り残された。
「あの、これはいったいどういうことーっ!!」
「まぁ落ち着いて?」
先輩は混乱する私をなだめると自分もソファーに腰掛けた。
「先輩は元々紘一さんと知り合いで、私が隠し子だって知ってたんですね…?」
何よ!!今まで隠してた自分がバカみたい!!
「知ってたよ?だから美弦ちゃんが中庭に居たときは驚いたよ」
先輩はお手伝いさんが持ってきた紅茶をすすった。
驚いてたの…?
私には寝ぼけてたように見えたんだけど…。
ん…?
ちょっと待って…?



