熱愛報道から3日。
今日も朝からマスコミの方々が居るのでこっそり裏口からでた。
紘一さんからの連絡は一切なし。
マスコミの報道は収まるどころか更に加熱していた。
熱愛発覚から3日で年内挙式まで話が進んでる。
ホントかな…?
確かめようにも連絡しづらくてはっきりしたことは不明だ。
今日誕生日なのにな。
手帳の赤い印が痛々しい。
前々からお互いの誕生日は一緒に祝おうって約束していた。
でもこんな状態じゃな…。
無理だよね?
「美弦、元気だせよ?」
愁がポンポンと頭を叩く。
報道を知った夜、電話をすると愁は全てを察してくれた。
「ねえ…愁?紘一さんは自分に隠し子がいるってわかった時どんな反応してた?」
「…美弦。また1人で考えこんでるだろ?」
情けない顔なんて見せたくなくて無理矢理愁の腕に頭を押しつける。
「…ごめん。やっぱいいや…」
「美弦…辛かったらいつでも言えよ?」
愁はそう言って私の体を温めてくれた。
「うん」
愁の優しさに私の涙腺はうっかり緩みそうになってしまった。
そしていつも愁に甘えてしまう自分がまた少し嫌いになった。



