私は急いでコンビニをでた。
そして家まで走る。
きっと紘一さんが家に居るはず。
何よりもまず紘一さんに会いたかった。
こう…いちさん!!
ようやく家が見えてきたがそこには大きな人だかりが出来ていた。
みんなカメラや取材用の機材を持っていた。
ど…して…。
家の前にマスコミがいるなんて…。
私はマスコミのカメラから逃げるように裏口に回った。
ことの重大さに漸く気がつく。
紘一さんは大企業の社長。
しかも熱愛報道の相手は大物女優。
世間の注目を浴びるのは仕方ないことだ。
私…どうしたらいいの…?
行き場のない恐怖が襲う。
「美弦さんっ!!」
「さ…がらさん…」
「早く入ってくださいっ!!」
裏口から頭をだした相楽さんは素早く私を中に引き入れた。



