「偉そうな口きくじゃないっ…」
ドンッ!!
澤村さんは顔を醜く歪ませると、今度は私の体を突き飛ばした。
「痛っ…っ…」
突き飛ばされた私はコンクリートの床に腕を強打してしまった。
「調子に乗っていられるのも今のうちだけね。直ぐにそのなめた口ふさいであげる…」
すると扉から4、5人ガラの悪い男達が現れた。
「文音さ~ん。いいんですか~?」
「この子結構タイプ~♪」
男達は私の体をニタニタと眺め始めた。
「あんた達の好きにして?その代わり…」
「わかってますよ~。黙っときますから♪」
男の内の1人が答える。
ここまで言われれば私にだって意味が分かる。
やだ…嫌だ…。
気持ちとは裏腹に足が動かない。
「大人しくしろよ?」
私の体は男達に抑えつけられた。
「っ嫌―っ!!離して―!!」
足をばたつかせ必死に抵抗する。
愁っ!!愁―っ!!
「暴れんなよっ!!」
ビリビリッ!!
私のブラウスは簡単に破られた。
「嫌…っ…!!」
澤村さんは私の様子をクスクスと笑いながら眺める。
愁…。
助けて…。



