らっく!!



「ただいま~」


「おかえりー♪って美弦!?どうしたんだよ!?その格好!?」


「エヘへ…ちょっと派手に転んじゃった~」


紘一さんが驚くのも無理はない。


今の私は全身泥だらけ?みたいな?


澤村さんの嫌がらせは日に日にエスカレートしてて、物を隠されるとか、死ねっ消えろっていう手紙は日常茶飯事だった。


「ほらシャワーでも浴びてきなっ!!」


紘一さんに促されバスルームに向かう。


熱いシャワーを浴びながら全身のすり傷を見る。


だいぶ増えたなぁ…。


体は丈夫だけど数が半端ない。


毎日すり傷だけが増えていく。


いつまで続くのかな…。


いい加減愁に会いたい。


凪ちゃんはほとぼりが冷めるまで会うなって言ったけど。


もう2週間になる。


言い訳にも限度がある。


シャワーを止め、髪を乾かしリビングに戻る。