プラチナ

それは 余計だよと内心
思った

学校も清掃も終え
帰り道
「それじゃあな 仁音!!」と笑いながらジャンプして
由樹は走っていった

そして自分は家に向かった
「ただいまー
ってあれ? 雄いないの?」とスリッパに履き替えながらつぶやいたら
「雄ならきのこ取りに
裏山の畑にいったぞ」
と花に水をそえながら
お父さんは言った
「お父さん 水あげすぎは
駄目だよ」