アイドルまっしぐら!!

もしかしなくても、そっか。




でも、時間は戻せないし、


仕方ないよね。





「そうだ、明日の差し入れ何がいい?」




「……いつものシュークリームがいいな。」




「分かった。明日、しっかりな。」




「うん!」




僕はそう言って電話を切った。




「ふぅ……。」





こんな感覚、初めてだからどう扱っていいか分からないんだよね。




「……良介?電話誰からだったの?」




部屋に戻ると、圭悟がハンバーグを頬張りながら聞いてきた。




「光樹だよ。……相変わらずかわいいね、圭悟は。」




「そんなことないよ?」




いや、やっぱり圭悟はかわいいと思う。