アイドルまっしぐら!!

「……僕たちの想いは変わらないよ。」




……そうだね。




二人の想いは変わらないよ。




「良介、気を付けてね。良介も写真に撮られたら、今度こそ大翔に何言われるか分からないからさ。」




「……うん。」



それは間違いないよね。




それに里奈にも迷惑かけちゃうし……




気を付けてどうにかなるかな?




「とりあえず、今の話はお互いに内緒ね。」




「うん、もちろん。」



僕はそう言って笑った。




「……何か、良介が人気な理由と里奈ちゃんが惚れた理由が分かった気がする。」




龍はそう言うと立ち上がった。




「トイレに行ってくる。」



「龍!」




「……何?」




「僕は龍の味方だからね。」




「……ありがとう。」




龍はそう言って微笑み、楽屋を出ていった。