「そんな…そんな事わかんないよ…。」 「俺は…琉乃が好きだ。」 「はぃ!?」 わかんない… 填魔の言ってる意味が。 「だから…お前の気持ちを聞かせろ…琉乃。」 「あ…あたしは…」 そう言いながら、あたしは逃げた。 あたし…弱いの。 弱虫なの。 ごめんね。 あたし…もしかすると、填魔の事…好きなのかもしれない。 でも…心の中で、まだ引っ掛かってる事が山ほどある。 そんな事を考えながら、友達の家に泊まった。 _____ 填魔と出逢って、今日が3日目…。 あたしは結局何も言えなかった。