どくたぁ&なぁす☆

『ひでぇよ・・・』



『は?』



それが、その日



家に帰ってから一番に聞いた言葉だった。



『お前・・・最低だな』



『だから、何が?』



『夏姫・・・』



ボソッと永久がつぶやいた言葉の中に



夏姫が出てきて、すこしドキッとした。



『夏姫・・・お前が好きだったんだな』




『・・・・・は?』




『オレ、見たんだ!旧校舎の音楽室でお前らが二人っきりでいるところ!』



『・・・・』



―――――見てたのか。



『ほら!今だって、「ヤバイ、見られてた」って顔した!!』




『・・・どんな顔だよ。』



『夏姫、「流星くんが好き」って言ってたっ』



『うん。』



お前のことだったけどな。