どくたぁ&なぁす☆

『あぁ・・・話ね』



夏姫は、座っていた窓際の棚から



ヒョイッと飛び降りると、



スカートについた埃をパンパンとはらった。



『えっと・・・単刀直入に言うと―――――』



夏姫はそこで、言葉を詰まらせた。



『ん?』



『――――――――流星くんが、好きなの』



『――――――――――――は・・・・・?』



『転校してきたとき、一目惚れだった』



そんな



まさか。





両思いだったなんて・・・



まさか



でも・・・



俺は・・・・



俺には・・・



大事な兄貴がいる。



永久がいる。



だから・・・・・