その日の夜中一人暗い裏路地を
煙草を吸いながら歩いていた。ふと空を見ると周りが暗いせいか
星が綺麗に見えた。
心にぽかんと空いた大きな穴が少し...ほんの少しだけ塞がった気がした
その先に歩いて行くと
フェンスに囲まれ綺麗に整備された芝が見えた
フェンスをよじ登りその芝に
寝転んで綺麗な星空を見上げていた
ここにいると心が落ち着くとゆうか安らぐとゆうか
その時の俺にはわからない気分だった

ここ俺だけの場所にしよう
魅麓たちにはこんな俺は見せれないしな

その場に1時間か2時間かとにかく長い間その場にいた。

そろそろ帰ろうと重い身体を起こしたその時
目の前に透き通るような目でこちらを見ている女性がいた

翔「うぜ-なんでこんな時間に女がいんだ」

その女子はこちらに向かって走って来た。
うっとうしいなおい
そんなことを思いながら
もう一度寝転んだ

女子「あなた翔獅郎君?」

翔「なんで名前知ってんだよ」
俺は瞼を閉じながらため息まじりで言った

最近俺が知らないのに
相手が俺の事知ってる事が多いため
そんなに驚かなかった
それより近くで見たら結構可愛いじゃん
とくだらない事を考えてた

女子「私は櫻井 鐚華羽。知らない?」

翔「わり。わかんねぇ」

鐚「以外ね。私の事知ってると思ったのに」

翔「...」