なぁ、朝陽。 アホみたいなことでケンカして、うちが泣きながら怒った日のこと覚えてる…? 『朝陽なんか大っ嫌い!!』って、言っちゃったよな。 電話も無視して、逢うんも拒んだのに、 何回も家まで来てくれて、『ごめんな』ってメールを送ってくれた。 結局うちが、その根気に負けて、寒い中、ドアの向こうで待ち続ける朝陽を抱きしめてん。 どんだけ追い払っても、朝陽は私を待ち続けてくれたよな。