「どうして学校来ないの?」


坂田は目を細めた。



「気になる?」



ナツは黙って頷いた。




「俺、心臓弱いんだ。
入退院繰り返してるの。」




ナツは息をのんだ。




あまりにも重い彼の現実に
直面したような気がした。