私は有紗から受け取ると、それを膝の上に置いた。
「え?開けてくれへんの?」
「…少し感動してるんですよ」
「感動?」
私は?マークが浮かぶ有紗を正面から抱きしめた。
「せ、センセ?」
「まさか同じものを送るなんて…」
「……センセ」
「好きですよ、有紗」
「うちも…」
私たちは互いに受け取ったブラウニーを互いに食べさせ合った。
有紗は私のブラウニーを「甘い」と言い、私は有紗のブラウニーを「ビター」と言った。
そして二人で微笑んだ。
まったりと時間が流れ、部屋に食事が運ばれる頃にはすっかり二人の世界にはまっていた。

