ちらりとソファーの前のローテーブルを見ると、同僚がくれた大人の甘酒の空の缶が置いてあった。
普通の甘酒よりアルコール度数が高い。
5%以上の結構キツい甘酒。
と言うよりは最早お酒といって良いくらいだ。
まさかそれを飲んだ?
「あ、有紗?」
「ねぇ~、センセ…うちってそんなに色気ないのかなぁ?」
有紗と繋がっていない指が私の胸板に「の」を何度も書いている。
いじけた子供のように。
こちょばしいけど、そんな有紗も可愛い。
「や、やめなさい。有紗」
「い~やや、センセぇ?」
「ちょっ、有紗?!」
有紗らとろんととろけた表情のまま私にのし掛かってきた。

