僕の居場所は、どこなんだろう? 僕は店長に何度も頭を下げて、自分の家に帰った。 明後日は、必ず行くと約束して。 此処は、僕だけの部屋。 思い出も、傷みも、本当の気持ちも全部…此処に連れてきた。 “僕”で埋め尽くされた空間。 あれまで付けていた日記帳。 それすら置いてきてしまったけど、全部僕の中にある。 鮮明に思い出せるよ。 千尋さんが言った言葉も、撮った写真全部も… こんなに僕の中に強く焼き付いているんだよ。 千尋さん? 僕はとっても幸せだね?