「てっきり何よ?」


凪ちゃんのことだから絶対変なこと考えてる!!



『昨日、高屋先輩の誕生日でしょ?だからはりきり過ぎたのかなあって…』



アハハッと頭を掻く仕草は何とも愛らしい…


はりきり過ぎたって何よ!!


もう…頭痛い…



「凪ちゃん…私のことバカにしてない…?」



『いや、私はいたって真面目よ?』



凪ちゃんの真面目の定義ってよくわかんない…



『それであんたどうするの?婚約するの?』



「まさか!!断固拒否!!おじいさんにとことん逆らいます!!」


愁と約束したもんっ!!


私はぐっと拳を握りしめた