『させてたまるかっ』 美弦は俺のものだ 笑った顔も泣いた顔も俺にだけ見せる乱れた顔もすべて―… 俺だけのものだ 何も出来ないくせに独占欲だけは立派にあることにイライラする 早く… 大人になりたい―… 高梨会長に対等に渡り合える人間になりたい 高校生であることにこんなに嫌気がさしたのは初めてだ 手放したくない… 美弦を心底… 愛してるから――… 俺はまだ眠っている美弦の額に口づけた―…