『美弦~まだぁ…?』
「もうちょっと…!!」
雑貨屋さんの棚の前を食い入るように見つめる私を凪ちゃんが急かす
クリスマスはピアスだったしなぁ…
今度は何がいいかなぁ…?
悩むこと数十分…
ようやくプレゼントを買ったときには外は真っ暗になっていた
「ごめんね、凪ちゃん!!」
『美弦…あんた優柔不断過ぎ…』
凪ちゃんは疲れきった表情で私を睨んだ
だって決められないんだもん…
まあ最終的には決まったからいっか(笑)
『この借りは絶対いつか返してもらうからっ!!』
そう捨て台詞を吐いた凪ちゃんと駅で別れ、私はルンルン気分で家へと向かった



