『開けるよ…?』


「はい…。」


私は愁の指に自分の指を絡めた


扉が開かれる―…








沢山の光の中をゆっくり…ゆっくり進んで行く―…



ねえ…愁…?


私…愁に言いたいことがあるの…



私と愁が出会えたことが幸運なら…




私と愁がこの先ずっと一緒にいることは運命なんだよね…?



信じていいんだよね…?



私の幸せの形と愁の幸せの形…



同じだって…信じていいよね…?



繋いだ指先を強く…強く…握り締める…



そうすると愁は同じように握り返してくれた…



それが答えだった―…