怖いよ…っ…




助けて…




どれだけ心の中で叫んでも誰も応えてくれなかった




次第に闇が濃くなっていく…




このまま溶けていってしまおう…




そうすれば寂しくない…




考える必要もなくなる…




そう思い、瞼を閉じようとした




その時だった




一筋の光が見えたのは…




反射的に顔を上げる




強い光―…




私はその光に向かって走り出した




眩しい光の先にいたのは…




愁…っ…




私は両手を広げている愁にむかって飛び込んだ―…