翌朝…
そのままの体制で寝てしまったのか顔に腕の痕がついていた
ブサイク…
鏡を覗くと見事に瞼が腫れ上がっていた
着替えはどうしたらいいんだろう…?
実は恭也さんにここに連れてこられてからずっと制服を着ていた
さすがにシワになるな…
不本意だけどここにいることになるなら着替えが欲しい
足りないものがあったら後で言えって言ってたけどなあ…
私はそう思いながらとりあえず部屋からでた
部屋を出ると恭也さんが新聞を読んでいた
しかも英字新聞…似合い過ぎるし…
「おはよう…ございます…」
声をかけると恭也さんは新聞を折りたたみ、私に視線を移した
『おはようございます。よく眠れましたか?』
「まあ…」
体の節々は痛いですけど…
『朝食を用意させました。一緒に食べましょう。』
「はい…」
本当は食欲なんてないけど、恭也さんはきっと私が起きるまで待っててくれたのだと思うと断れなかった



