緊張するな…


美弦は…許してくれるだろうか…?


いや、許してくれるまで何度だって謝ってやる


俺は気合を入れなおし、美弦の家までの道のりを急いだ


段々と家が近づくにつれて心臓が派手な音をたて始める


ヤバイ…もつのか…?こんなんで…


自分の心臓の心配をし始めた


その時だった






美弦…



目の前には美弦の後ろ姿


久しぶりに見るその姿に俺の心臓はさらに速くなる



「美弦…っ!!」


そう声をかけようとした時






俺の目に映ったのは


加賀美っ…!!


車から顔を覗かせた加賀美だった