『はい、次はこれ。』


試着室をでるとまたしても愁が服を手渡してきた



「はい…」



さっきから私は着せ替え人形状態




多分、20着くらい着たんじゃないか…?


「ねぇ…まだ着るの…?」


さすがにもういいんだけど…



『これで最後だから!!』


愁は楽しそうに私を見た



うっ…


逆らえない…///




仕方なく試着室に戻り最後の服に袖を通す












「どうかな…?」



最後に渡されたのは春らしい桜色のワンピースだった


裾がきゅっと絞られていてドレープが可愛らしい



『うん、可愛い。』


愁は満足げに頷いた


「ありがと…//」



愁に可愛いって言われるのって嬉しい―…