「いや…やだっ!!離してぇっ!!」
私は愁から…その冷たい眼から逃れたくて渾身の力を振り絞った
怖い…っ!!
いつもと違う愁の様子に完全に怯えていた
目の前にいるのは愛する人なのに怖くて堪らなかった
もちろん愁に敵うはずない
私の両手首は頭の上で纏められた
「やあっ!!」
愁は私の抵抗を物ともせずブラウスのボタンをはずす
「いやっ!!やめて…っ!!」
私の体はカタカタ震え始めた
愁は私の胸に顔をうずめた
愁の愛撫に体がビクッと反応する
片手はスカートの中に入り太腿の内側をなぞった
その感覚に背筋がゾクッとする
反応する体とは裏腹に
心を占めるのは恐怖心
こんなの…やだぁ…



